【病院のはてな】甲状腺の病気

甲状腺の病気
からだ

甲状腺の病気は女性に多いといわれていますが、よく知らない、という方も多いのでは?
今回は専門医に詳しく伺いました。

甲状腺ホルモンは新陳代謝を良くする「元気の素」。
異常があると、全身の不調を招いてしまいます。

甲状腺って何?

甲状腺イメージ

甲状腺とは、のどぼとけのすぐ下にある「蝶ネクタイ」のような形の臓器です。甲状腺ホルモンをつくることで新陳代謝を促し、体重や体温、肌つや、むくみ、月経、コレステロール値、骨密度、気分の浮き沈みに至るまで、さまざまな全身状態の調整を行います。

甲状腺の病気はどんなものがあるの?

病気の症状

甲状腺の病気は、「形の異常」と「働きの異常」に分けられます。

形の異常には、全体が腫れぼったくなるものと、一部にしこりができるものがあります。全体が腫れぼったくなる場合は、甲状腺の働きにも異常があることが多いですが、一部にしこりができる場合は、働きに影響を及ぼすことは少ないです。ただし、稀に悪性となりますので、定期的な検査は必要です。

働きの異常は、甲状腺ホルモンが少なくなる場合と、多くなる場合に分けられます。少なくなることで起こる病気の代表は「橋本病」で、体重が増えたり、寒がりになって肌が乾燥したり、手足や顔がむくむなどの症状があります。多くなることで起こる病気の代表が「バセドウ病」で、体重が減ったり、暑がりや汗かきになったり、手足の震えや動悸が起こるなどの症状があります。ただし、どちらの病気も治療の有無や時期によって、逆の症状が出たり、何も出ない場合もあるので、注意が必要です。また、橋本病もバセドウ病も、若年~中年の女性に多く、決してめずらしい病気ではありません

甲状腺どんな検査をするの?

血液検査

甲状腺の形を調べるためには超音波検査を、働きを調べるためには血液検査を行います。血液検査では、甲状腺ホルモン量のほかに、橋本病やバセドウ病を診断するために必要な「自己抗体」という特殊な物質の有無などを調べます。

橋本病もバセドウ病も症状が全てはっきりと出てくることはあまりなく、「なんとなく体調が悪い」や「疲れやすい」というあいまいな症状から発見されることも多いです。更年期障害とも症状が似ているので、「更年期かな?」と感じた方は、一度検査を受けてみると良いでしょう。

ながぬま内科 院長
堀江 泰介先生

ながぬま内科 堀江 先生

東北大学医学部卒。岩手県立中部病院、秋田大学医学部附属病院糖尿病・内分泌内科を経て、2019年1月にながぬま内科を継承。開業医の中では若輩ですが、地域の医療に少しでも貢献できるよう尽力しています。

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